巨人が優勝しカープの4連覇はなくなりました。
その前の試合で4連覇は無くなっていたんですが、
巨人の優勝を見て本当に4連覇できなかったんだって実感しました。
なぜカープは4連覇できなかったのか?
色々な要因があると思います。
・監督の采配
・投打のバランス
・実力
など挙げればキリがありませんが、
一番の要因は、
「勤続疲労」
これに尽きるのではないかと思います。
まず、攻撃陣。
丸のFA移籍は開幕前から分かっていたことです。
そして丸の穴を埋めるために、
野間を鍛えたり、
西川を完全に外野へコンバートしたり、
長野を獲得したり、
対策はしていました。
なので、丸が抜けたことが大きな要因ではないです。
ただ、
田中広輔の離脱、菊池のコンディション不良。
これはある意味想定外だったのではないかと思います。
菊池は去年あたりから休養を取りながらの出場がありましたが、
田中広輔は想定外だったのでは。
結局膝の手術で登録抹消になりました。
去年までの攻撃の起点だった、
タナキクマルが完全に解体されて、
将棋で例えると、
「飛車角落ち」
の状態で戦うことになったわけです。
それでも、西川、野間、バティスタ、小園、坂倉などが出てきましたが、
攻撃のパターンを固定するまでには至っていないです。
そして、投手陣。
一番の大きな要因は、
中崎の不調。
3年連続で守護神を任され、胴上げ投手にもなりましたが、
今年はその疲れが出てきたのかほとんど活躍できませんでした。
中崎だけでなく、ほとんどの投手陣が、
バテてしまい勝ち抜けなかったですね。
その反面、
菊池保や遠藤、島内といった若い投手も出てきました。
ただ、穴を埋めるまでには至らず。
投手陣も中崎離脱という将棋で例えると、
「金落ち」
の状態で戦っていました。
3連覇の代償は大きかったですね。
仮に丸が残っていたら優勝できたのか?
それも難しかったと思います。
4連覇はできなかったけど。。
最終順位は決まっていませんが、
飛車角落ち、金落ちの状態でAクラスにいて優勝争いをしていたことは凄いことです。
優勝した巨人は大型補強をし、原監督を復活させました。
ベイスターズはレギュラーが固まり、ここ数年で一番チーム状態が良かったです。
そう考えると、今の状態の悪いカープで、
セリーグの優勝争いが面白くなる。
そう考えることもできます。
去年まではカープが圧倒的に強かったので、
優勝争いなかったですからね。
勤続疲労で疲れ果てたカープと、
大型補強をした巨人と万全のベイスターズでちょうど釣り合いが取れる。
そう考えたら、
悲観する事もないですし、むしろ若手育成できた。
そう思っています。
何より一番悔しいのは選手ですからね。
3連覇していたチームですから、
優勝できなかった悔しさは他のチームとは比べ物にならないはずです。
4連覇はできなかったけど、
その分新しい経験を積んだので来年は期待したいと思います。