交流戦前まではセリーグ首位で2位に4ゲーム差をつけていたのに、
交流戦でまさかの失速。
気がつけば2位。
しかも、
「交流戦最下位は優勝確率0%」
と言われ4連覇に赤信号が灯っていると言われている広島カープ。
このまま失速してしまうのか!?
でも、大丈夫。
この交流戦では勝ち切れませんでしたが、
明るい材料はたくさんあります。
そして、今まさにチームが生まれ変わろうとしている時です。
今回の交流戦、今までのカープのタブーを破る出来事が2つありました。
・3年連続胴上げ投手の中崎が2軍落ち
・田中広輔の連続フルイニング出場ストップ
まずは中崎の2軍落ち。
今まで不動の守護神として君臨してきましたが、
安定感に欠ける投球は「中崎劇場」と言われ、
ファンからすると心臓に悪いものでした。
「いつか打たれるのでは?」
そういった不安がいつもあり、守護神を変えてはどうか?
そんな意見もありましたが、それが現実になりました。
新守護神になったフランスアも中継ぎでは抑えていましたが、
クローザーになってからは打たれることが多くなってきました。
やはりそれだけ9回を任せられるというのは大変な事。
何年もクローザーとして君臨し続けるのは大変です。
「いつかクローザーを交代しなくては?」
それが今だったという事です。
そして最初の頃の中崎同様にフランスアも苦しんでいます。
でも、これは誰もが通る道。
今は打たれているけどいつまでも打たれ続けるわけではないので、
しばらくすればきっちりと抑えてくれると思っています。
そして、田中広輔。
緒方監督は相当な決断だったと思います。
でも田中広輔を外した事で、小園がデビューしました。
エラーなどありますが、1軍レベルを肌で感じ成長しています。
今、広島カープはチームが生まれ変わる時期なのです。
90年代後半のカープは主力が怪我したらそのままチーム力が落ちていましたが、
今は新しい選手が出てきて競争原理が働いています。
鈴木誠也と同期の高橋。
キャッチャー磯村など将来性有望な若手がどんどん試合に出て経験を積んでいます。
負けてはいますが、チームの底力は確実に上がってきている。
これを6月に経験しておく事で、
8〜9月の優勝争いで優位に立てる。
おそらく首脳陣はそう考えているのかなと。
そう考えると、今のカープの状態って悲観することはなく、
新しいチームに生まれ変わる苦しみの時期なのかなと。
もともと勝ち方を知っているチームなので、
5月みたいな状態がまた来ると思います。
これも全て4連覇に向けた試練。
そう考えるとカープの未来は明るいし、
4連覇も間違いなくやってくれる!
そう信じています。